4月10日まで松坂屋南館 松坂屋美術展で開催中の
「安野光雅の世界」展と、
4月8日まで名古屋三越で開催中の「歌舞伎展」をハシゴして来ました。
どっちも見る前から特別に期待して行った、という事は無く、
ぶっちゃけた話タダ券貰ったし、もうホントこの所ず~っと仕事仕事でイライラするし、気分転換に丁度いいや、と思って出掛けよう、って感じだったのですが・・・。
この、
安野光雅(あんのみつまさ)さん、とうい人の絵が、凄く良くて、
展示品の中に平家物語の挿絵になった、という物が物語りと共に話の順に展示されていて、
それを読むのに夢中になってしまった、というのと、
だいたいこういう一人の画家の作品を追った展覧会というのは、時代が移るにつれ、多かれ少なかれ作風に変化があったりするのが常ですが、この人の作品は珍しいというか、
展示されている作品の、その内容が絵画だったり挿絵だったり、絵本だったりする場合の作風の書き分けがされている、という事は感じましたが、時代で作風が変わった、という感じの少ない珍しい人だな、という印象でした。
細く書かれた輪郭の線にキレイな色合いの水彩画。いい匂いがしそうな感じだったなぁ。
出口の所でなんか人だかりが出来てるなぁ、と思ったら、
ご本人(83歳?84歳?)が来場していたようでした。
結局最後に図録と、「野の花と小人たち」という絵本をGETして帰ってきました。
時間のある方は、火曜日までに、是非。
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あっ、そうそう、三越の歌舞伎展も面白かったんだけど、先に歌舞伎展見て、
後で松坂屋に行ったもんだから、ついついこっちの方が印象に残っちゃって(笑)、
歌舞伎展の方も好きな方は楽しめると思います。
衣装はもちろんの事、なんか新聞紙をハリボテみたいに固めていって魚を作ったりだとか(その工程はかなり面白いものだった)、舞台音響の道具だとか、色々あったんだけど、はっきり言うと「いかにも百貨店の展示会」という感じだった、てのは否めなかったなぁ(苦笑)。
ま、でも昔は歌舞伎は今よりずっと大衆的だった、って事で(笑)。
オマケにその隣でリラックマグッズの販売やってて、みんながケータイ持ってリラックマと並んで写真撮ってたという、
余韻も何も無い、なんとも言えん雰囲気だった(爆)。
松坂屋美術館 「安野光雅の世界」展
安野光雅(wiki)
安野光雅美術館
名古屋三越 「歌舞伎展」
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memo:2008/01/08~03/30
豊田市美術館/牧野義雄展
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